「サンミッシェル大聖堂」ブリュッセル市街中心部に聳えるゴシック様式の大聖堂

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ブリュッセルの市街中心部に、天に聳える双塔が一際目を引く荘厳なゴシック建築の教会「サンミッシェル大聖堂(Saint Michael and Saint Gudula Cathedral)」があります。かつては、サンミッシェル教会とサンギュデュル教会の協同教会(collegiate church)とされて、1962年にメッヘレン・ブリュッセル大司教区の大聖堂に昇格しました。

縦幅114m、横幅57m、高さ64mという壮大な教会は、13世紀初頭に建築がはじまり、約300年後の15世紀に完成しました。ただし、その後の調査によって、教会の地下から11世紀頃の遺跡が発掘されて、当時のロマネスク様式の教会の上に、現在のゴシック様式の教会を建築したことが分かりました。地下の遺跡や初期の礼拝堂は、有料で見学することができます。

サンミッシェル大聖堂では、1516年にローマ皇帝カール5世の戴冠式が行われたほか、ベルギー王室との繋がりも深く、第5代国王ボードゥアン1世(在位1951-1993年)とファビオラ王妃、フィリップ国王(在位2013年-)とマティルド王妃の結婚式も行われました。王家、国民がともに集うベルギー王国にとって大切な位置づけの教会なのですね。

そして、ぜひ聞いていただきたいのは、49個の鐘が奏でる見事な音色です。偶然にも演奏中に大聖堂の横を通りかかって、双塔の頂上から響き渡る美しい鐘の音に思わず足を止めて聞き入ってしまいました。日曜日に演奏されるという情報はありましたが、私が訪れたのは日曜日ではなかったので、実際にどのタイミングで聞けるのか分かりません…。サンミッシェル大聖堂を訪れた際には、素晴らしい鐘の音に出会えますように!

Saint Michael and Saint Gudula Cathedral(オフィシャルサイト)

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