【OLD BUSHMILLS DISTILLERY】Vol.2、Vol.3で、オールドブッシュミルズ蒸溜所のテイスティング・ツアーとプレミアム・テイスティングに参加したレポートをご紹介しましたが、実は先に訪れていたのは、蒸溜所内にあるレストラン「THE DISTILLERY KITCHEN」でした。
もともと午前中のツアーに参加しようとしたところ、15:00からプレミアム・テイスティングがあることを知って、テイスティング・ツアーもその時間に合わせることにしました。ということで、時間がたっぷりできてしまったので、レストランでブランチすることに。レストランがある「STILL ROOM」へ向かいます。
レストラン「THE DISTILLERY KITCHEN」
テイスティング・ツアーを終えた団体の皆さんがお食事をされていました。平日の午前中ということもあるのか、北アイルランドという土地柄か、ダブリンにあるオールドジェムソン蒸溜所のゲストとはだいぶ年齢層が違う印象です。
ショーケースには美味しそうなケーキやサンドイッチが並びます。
食事まではちょっと・・・という方にはお手軽なクッキーやケーキも。
私はしっかりお食事したかったので、温かいショーケースから選ぶことにしました。本当はサーモンを食べたかったのですが、残念ながらまだできていないということで、チキンとスープをオーダーすることに。
見た目にもアイリッシュらしいお料理たち。
セルフサービスのケチャップやソースが入っている木製のトランクがとっても可愛い‼️
それでは、いただきます♪
「本日のスープ(Soup of the day)」。トマトベースのトロッとしたスープで、しっかりと味が凝縮されています。添えられたライ麦パンをつけて食べてもgood!
「フィリング詰めチキン胸肉のベーコン巻き(Breast of chicken wrapped in bacon)」。チキンにはぎっしりとフィリングが詰められていて、見た目以上にボリュームありました。贅沢は言いませんが、もう少しだけお肉が柔らかかったら嬉しかったかな。噛みごたえ抜群…。サラダを添えていただいて、野菜も食べられて良かったです。
ただ、どうしても残念だったのは、レストランとバーが同じスペースにありながら、存在として完全に切り離されていること。バーカウンターでオーダーしたウイスキーを持ち込むこともできると思いますが、そういう雰囲気もありません。まわりの人は、皆さんコーラやジュースを飲んでいて、「ここはコストコのフードコートですか?」と言いたくなる感じ(ご年配ということもあるかな…)。食事と一緒に合わせるドリンクとして、ハイボールでもいいし、飲みやすいウイスキーカクテルでもいいし、蒸溜所だからこそ、そうしたサジェストをしていただかないと、アイリッシュパブでもビールを飲むゲストばかりになってしまうと思うのですね。先にダブリンで訪れたオールドジェムソン蒸溜所のレストランが良かっただけに、とても残念に感じてしまいました。今回、蒸溜所を訪れて、ブッシュミルズファンになったので、がんばってほしいです!
レストランでの食事を終えて、まだツアー開始まで時間があったので、ブッシュミルズの町を散策することにしました。朝からの予定は変わりましたが、とてもいい時間を過ごせました。
テイスティング・ツアー、プレミアム・テイスティングを終えると、蒸溜所のクローズの時間が迫ってきました。ほろ酔いながら、急いで蒸溜所のショップへ。蒸溜所限定ウイスキーやオリジナルグッズ、お菓子など色々と揃っています。
これからも旅が続くので、あまり荷物を増やせないなぁと思いつつ、スキットルに一目惚れ!決して、ウイスキーを詰めて持ち歩くためではありません…。デザインが可愛くて、即購入してしまいました。あとは、お馴染みのショットグラスも一緒に購入しました。
いつも蒸溜所を去るときというのは、幸福感や満足感がありつつ、寂寥感もあって…たくさんの気持ちが入り交じります。アイリッシュウイスキーを体感するために、初めてアイルランドを訪れて、ダブリンから北上してブッシュミルズまでやってきて、このオールドブッシュミルズ蒸溜所に到達するまでのすべての過程が大切な思い出になりました。出逢った人たち、出逢った景色、出逢ったお酒…たくさんの一期一会に感謝です。
・Bushmills(オフィシャルサイト)
・Old Bushmills Distillery(オフィシャルサイト)
・【OLD BUSHMILLS DISTILLERY】Vol.1「世界最古のウイスキー蒸溜所を訪ねて」
・【OLD BUSHMILLS DISTILLERY】Vol.2「アイリッシュウイスキー伝統の3回蒸溜」
・【OLD BUSHMILLS DISTILLERY】Vol.3「ブッシュミルズのプレミアム・テイスティング」