宿泊しているホステルからダブリンの中心部まで出るとき、いつも前を通るたびに気になっていた連日賑わっているお店「Las Tapas De Lola」。タパス料理が自慢のスペイン料理レストランです。外観からも暖かみのある店内の照明にとってもいい雰囲気を感じられて、予約もしていなかったのですが、お邪魔させていただきました。
やはり人気のあるお店、予約なしではダメですね…満席でした。そうなると、ますます食事したくなって、明日は予約できるか聞いてみると、オーナーさんと思われるカッコイイ女性が出てこられて、「あと30分ぐらい待っていたら、席をつくれるよ。」ですって!さらに、準備ができたら連絡すると言ってくれたのですが、私の携帯は国際電話になってしまうから…と説明すると、「隣にバーで待っていたら迎えに行くよ。」とおっしゃってくれました!素敵〜!
そして、クラフトビールの種類が豊富なビアバー「Against the Grain」でビールを飲みながら待っていると、本当に30分で迎えに来てくれました。とっても親切なご対応に感謝です!
テラス側の席にご案内していただきました。外観から見ていた暖かみのある明かりはキャンドルの効果もあったのですね。ランタンのデザインもオシャレでとっても可愛いです。
メニューは、アペタイザーから自慢のタパス料理、メインまでお料理の種類もたくさん!どれも美味しそうで迷ってしまいました。
一品目のサラダはすぐに決められましたが、もう一品を悩んでいると、女性オーナーさんがパエリアをオススメしてくれました。今日はイカスミということで、もともとイカスミのパエリアは大好きでしたが、自家製アリオリソースとの組み合わせが最高よ!とおっしゃるので、それで決まり!とオーダーさせていただきました。
まずは素敵なアペリティフをいただきました!グラスもオシャレです。最初にこういう嬉しいサービスをしていただくと、お食事中までずっと幸せな気分が続きます。ちょっとしたサプライズって大事ですね。
隣のビアバーでビールを飲んでいたので、一杯目から赤ワインをオーダーしました。スペインワイン「Valderba」のテンプラニーリョ・メルローです。そもそも久しぶりの赤ワインで、果実味ある味わいの余韻に感動しました…。
最初のアペリティフも嬉しかったですが、続くアペタイザーも素敵でした。日本でいう”お通し”ですね。まず可愛いサイズのパエリアパンに惚れてしまいました!こだわりあるレストランは器から粋です。肝心のツナとポテトのサラダも美味しくて、オーダーしたお料理が出てくる前から赤ワインがすすんぢゃいました。
一品目はサラダのタパスです。ホウレン草とブルーチーズ、松の実、ベーコン、オニオンというメニューに書かれている食材を見て、コレ好き!って思いました。ホウレン草の濃い味わいに、ブルーチーズと松の実の2つのコク、ベーコンの塩気にレッドオニオンのシャキシャキ感もあって…期待どおり、ワインにも合うサラダでした。
続いて、イカスミのパエリアが登場です!パエリアというと何人かで取り分けるサイズがほとんどですが、タパスサイズだと大好きなパエリアをひとりでも無理なく食べられるのでありがたいです。出来立てのパエリア、とっても美味しそう〜!
そして、おすすめしていただいたアリオリソースとの組み合わせでいただきました。ニンニクだって美味しければ大丈夫〜。おっしゃるとおり、最高の味わいでした!
パエリアをいただいている途中で、最初のワインがなくなってしまい…2杯目をオーダーすることに。美味しかったので同じスペインのテンプラニーリョ・メルローです。
美味しいタパス料理とワイン、最高に素敵なひとときを過ごして、幸せな気分に。連日たくさんのお客さまで賑わっている理由がよく分かりました。それぞれのテーブルで心地よい時間が流れているようでした。
最後にチェックをお願いすると、ショップカードとキャンディーをくれました!ちょっとしたサプライズに最後まで気が抜けませんね。素敵なレストランに出会えたことに感謝です。
そもそも人気のレストランに予約しないで訪れてしまって、申し訳なかったですが、最初にドアを開けたときから最高のおもてなしが始まっていました。30分待ったことなんて忘れてしまうぐらい、隣のバーまで来てくださった親切は忘れられない記憶です。流行るレストランには理由があるというのは、つくづく感じるところです。ご馳走さまでした!
・Las Tapas De Lola(オフィシャルサイト)