ダブリンの中心地、リフィー川の南岸に位置するテンプルバー(Temple Bar)。お洒落なギャラリーやシアターが並ぶアート溢れるエリアで、現代の芸術や文化の発信地です。
私がこのテンプルバーで何より楽しみにしていたのは、伝統的なアイリッシュパブを訪れること!テンプルバーには数多くのレストランやパブが軒を連ねていて、人気のお店はどこも地元の人や観光客で溢れています。
たくさんあるパブの中から選んだのは、まさにテンプルバーの名を冠した「The Temple Bar Pub」。赤と黒のコントラストが印象的な外観と軒先でカジュアルにビールを楽しんでいる人たちの姿に惹かれました。
The Temple Bar Pubは、1840年創業という歴史あるアイリッシュパブです。
外観からあまり店内が見えなかったので、中に入ってみると、こんなに人がいるんだ!と想像以上に賑わっていて驚きました。とっても楽しい雰囲気です。
少し店内を歩いてから、カウンターでギネスビールをオーダーしました。ギネスストアハウスと同じように、バーテンさんはグラスに8割ぐらい注いで、119.5秒(ギネス公式タイム)ぐらい待ってから最後に泡を注いでくれました。
ギネスストアハウスでギネスビールの醸造工程や歴史を学んだあとは、市場調査も必須です。本場のアイリッシュパブに乾杯!!実際にキレイに注いでいただきましたが、パブの雰囲気に酔いしれて、さらに美味しく感じます。
そして、アイリッシュパブではアイリッシュ・ミュージックのライブも楽しみのひとつです。このThe Temple Bar Pubは、2002年から2012年まで「Irish Music Pub of the Year」を受賞しているそうで、チャージなしでライブを楽しむことができます。
演奏が始まって曲が盛り上がってくると、お客さんも一緒にワイワイ盛り上がって、肩を組んだり、踊ったり、歌い出したりします。一人で訪れても楽しめる最高のノリです。
ギネス片手に広い店内を歩いてみると、同じ店内でも雰囲気が異なる空間がありました。カウンターメインのバーエリアでは、少し落ち着いた会話も楽しめそうです。
そして、アイリッシュパブではめずらしく太陽の光が注ぐビアガーデンもありました。店内から聴こえてくる音楽も心地よいBGMとなって、ゆっくりと穏やかな時間が流れています。
落ち着いた照明の店内にいると、つい時間を忘れてしまいそうでしたが、ビアガーデンに出るとまだ太陽が高い時間であることを思い出しました。
パブの雰囲気やアイリッシュ・ミュージックのライブも十分に楽しんで、飲み終えたグラスをカウンターにお返しました。そして、出口へ向かうとき、併設されたオイスターバーも発見。The Temple Bar Pubでは牡蠣まで楽しめるんですね!イラストがとってもキュートです。
そのまま外に出ると、外観ではパブとオイスターバーは別のエントランスになっていました。赤と対象的にシックなブラックも素敵です。
地元の人にも観光客にも人気のThe Temple Bar Pubは、お酒を片手に、アイリッシュ・ミュージックを聴きながら、本場のアイリッシュパブを存分に楽しめるお店でした。素敵なお店に出逢うと、もっと色々なパブを覗いてみたくなりますね。それでは次、行ってみよう!
・The Temple Bar Pub(オフィシャルサイト)
・The Temple Bar Pub(Facebookページ)