ベンガル湾沿いのプロムナードを歩いていると、ひとつ隣の通りに可愛らしいピンク色の教会が見えます。教会の名前は「Eglise de notre Dame des Anges」。ポンディシェリで4番目に古い教会です。
1855年にナポレオン3世によって建設されたこの教会は、古代ギリシアローマに影響を受けた建築様式で、ルルドの聖母の大聖堂とパリのノートルダム大聖堂をモデルにしたと言われています。ナポレオン3世がポンディシェリを訪れたとき、最初の場所として礼拝堂を訪問しました。
教会の中に入ると、ちょうどシスターがお祈りを捧げていました。
「Eglise de notre Dame des Anges」は、「Our Lady of Angels Church」、「Kaps Koil」とも呼ばれていて、フランス語、英語、タミル語という3つの言語でミサを捧げる唯一の教会です。日々の祈りは、キリスト教のローマカトリック宗派に習っています。
ポンディシェリの熱い日射しが美しいステンドグラスを通して、柔らかい光となる空間。
ポンディシェリの青空に、美しいファサードの双塔が映えて、いつか見たパリのノートルダム大聖堂を思い出しました。
フランス領だった当時、支配する側、支配される側、様々な背景を持つ人が存在していた中、多くの人たちが救いと癒しを求めて、このEglise de Notre Dame des Angesで祈りを捧げたのだろうと思いました。
・EGLISE DE NOTRE DAME DES ANGES(ポンディシェリの観光サイト)