バガン遺跡「マハーボーディー寺院」モデルは”ブッダガヤの大菩提寺”

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オールドバガンの中央に位置する「マハーボーディー寺院(Mahabodhi Temple)」。
紀元前約530年、北インドで仏陀が悟りを開いた場所として知られている「ブッダガヤの大菩提寺」、まさに同名の「マハーボーディー寺院」をモデルとして建築されました。

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1215年、パガン王朝第8代国王ナンダウンミャー(Htilominlo)の在位中に建築されたこの寺院は、高さ約43メートル、2階構造となっています。

仏塔と方形の基壇は、スタッコ(化粧しっくい)で塗られていて、数種類の動物や精霊ナッ(Nat=ミャンマーの民間信仰・土着信仰で、精霊、魔神、死霊、祖霊などを表す言葉)の像を見ることができます。

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バガン遺跡の仏塔に見られる金色の「hti(ティ)」と呼ばれる先端の飾りがある仏舎利塔を真ん中にして、それぞれ4つの角には小さな塔が立っています。
また、仏塔と基壇には、450体以上のそれぞれ違う格好をした仏像が安置された壁龕(へきがん)が造られています。実際に目にしてみると、その迫力と細部の精巧さは圧巻です。

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寺院の上層と下層の階に大きな仏像が安置されています。写真は下層階の仏像です。

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マハーボーディー寺院にかぎりませんが、建築や仏像の造りの精巧さは、どの寺院を訪れても感嘆します。きっと功徳を積むことにおいて、時間と労力を惜しまなかったのでしょう。
優しい顔をした仏像を拝みながら、心から信仰することの意味を思ったのでした。

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Mahabodhi Temple(Wikipedia)

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