「ミャンマービール/Myanmar Beer」(ミャンマー)

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今回、ミャンマーで訪れたバガンとヤンゴンでは、ほぼすべてのレストランでミャンマーの国民的なビールである「ミャンマービール/Myanmar Beer」を楽しむことができました。

ミャンマービールを製造する「ミャンマー・ブルワリー(Myanmar Brewery Limitted」は、ミャンマー国内のビールシェア半数以上という最大手の企業です。ただ、歴史はあまり古くなく、1995年にタイガービールで有名なシンガポール企業との合弁で設立されました。

その後、1997年10月に、このミャンマービールが誕生して(最初はクウォートとあるので2パイントの瓶だと思われます)、続いて、ドラフトビールが 1998年2月、缶ビールが1998年3月に発売されたという、まだ新しいブランドです。

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アルコールは5%です。やはり暑い国で好まれているビールということもあって、味わいにはキレがあります。スパイシーな料理や油を多くつかう料理が多い国では、必然と求められるのかもしれませんね。ただ、後味は、カンボジアのアンコールビールまでスッキリとしていなくて、ビール本来のコクも感じられました。

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日本の食品業界ではだいぶ有名になった「モンドセレクション(Monde Selection)」において、金賞を7回受賞しています(1999/2000/2001/2004/2005/2006/2011年)。他に「EUROPEAN BEER STAR 」2010年金賞、「THE BREWING INDUSTRY INTERNATIONAL AWARDS」2005/2006年金賞、「WORLD BEER CUP」2004年銀賞、など国際的な品評会でも味わいを認められているビールです(すべて瓶ビールにて受賞)。

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すると、ヤンゴン滞在中にミャンマービールに関連したニュースが舞い込んできました。日本国内のキリンホールディングスがミャンマーブルワリーを買収したというのです。
以下、キリンHD社ニュースリリース「キリンホールディングスシンガポール社によるミャンマー・ブルワリー社の株式取得に関するお知らせ」より抜粋。

キリンホールディングス株式会社の東南アジア地域統括会社であるキリンホールディングスシンガポール社は、8月19日、ミャンマーでビール事業を展開するミャンマー・ブルワリー社の発行済株式総数の55%の株式を保有するフレイザー・アンド・ニーヴ社より同社保有分全株を取得しました。

キリンHDといえば、2009年にフィリピンのサンミゲルビール社の株式を取得して、今年の初めには清涼飲料の生産を開始するという報道がありました。日本国内だけではなく、近隣のアジア諸国、海外の有望な市場を求める日本企業の動きは、これからさらに加速しそうですね。

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ともあれ、背景はどんなんでも、最高の品質・最高の味わいのビールを造り続けていただけたら嬉しいです。そして、美味しいビールが飲めることに感謝&乾杯です!

Myanmar Beer Website

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