アイルランドのビールといえばギネス!という想いから、ダブリンのテンプルバーではギネスを中心に飲んでいましたが、当然、アイルランドにはギネス以外のアイリッシュビールがたくさんあります。私がアイルランドで飲んだアイリッシュビールをまとめてご紹介します♪
■ギネス ドラフト (Guinness Draught)
発酵方法:上面発酵/スタイル:スタウト/アルコール度数:4.2%
現在、世界約150ヶ国以上で飲まれているという世界的に有名な「ギネス ドラフト」。1795年、ダブリンにあるセント・ジェームズ・ゲート醸造所で誕生したギネスは、もはやパブにはなくてはならない存在です。
なんといってもギネスの特徴は、きめ細かいクリーミーな泡と黒くなるまでローストされた大麦由来のビールの液色、チョコレートやコーヒー、カラメルのような香りや苦味、そして甘み。しっかりした味わいながら、見た目以上に飲みやすく、その絶妙なバランスはパブフードとの相性も抜群でした。
ギネスの醸造工程やこだわり、歴史を知ることができる「ギネスストアハウス(GUINNESS STOREHOUSE)」を見学した記事はコチラ。
・【GUINNESS STOREHOUSE】Vol.1「ダブリン中心地から徒歩でギネスストアハウスへ」
・【GUINNESS STOREHOUSE】Vol.2「ギネスビールの醸造工程」
・【GUINNESS STOREHOUSE】Vol.3「世界で愛されるギネスの魅力」
・【GUINNESS STOREHOUSE】Vol.4「最高に美味しいギネスビールを飲もう!」
アイリッシュパブでギネスをテンプルバーの飲み歩いた記事はコチラ。
・ダブリン観光で訪れたい!「テンプルバー」と伝統的なアイリッシュパブ
■ホップハウス 13ラガー(Hop House 13 Lager)
発酵方法:下面発酵/スタイル:ピルスナー/アルコール度数:5.0%
黒スタウトのイメージが強いギネス社が生産したラガービール。「Hop House 13 Lager」のロゴの中央には、ギネススタウトと同じくギネスの創業者であるArthur Guinness (アーサー・ギネス)のサインが入っています。
軽快でフルーティな味わいが印象的でした。5%とアルコール度数が少し高めなので、しっかり飲んでる感がありますが、全体的にスッキリとした爽やかなラガービールです。
パリに出発するとき、ダブリン空港内のBAR「The Garden Terrace」でホップハウス 13ラガーを飲みました。そのときの記事はコチラ。
・【The Garden Terrace】アイリッシュビール「Hop House 13 Lager」ダブリン空港で旅立ちの乾杯!
■ハープ ラガー(Harp Lager)
発酵方法:下面発酵/スタイル:ピルスナー/アルコール度数:4.0%
ギネス社が生産している他ブランドのピルスナービール。ダブリンとイギリスのブルワリーで醸造されています。アイルランドでも年齢層が若い人たちは、スタウトよりも比較的に飲みやすいラガーを好む傾向があるようです。
ピルスナーらしい黄金色、サッパリとして、とにかくクリアで飲みやすいビールでした。このときはランチビールでいただきましたが、そんなシーンにはピッタリの味わいです。
ダブリンからブッシュミルズへの移動中、乗換えのベルファスト・セントラル駅構内のカフェでハープラガーを飲みました。そのときの記事はコチラ。
・[ダブリン→ブッシュミルズ] ダブリンから国境を越えて北アイルランドへ
■ビーミッシュ アイリッシュスタウト(Beamish Irish Stout)
発酵方法:下面発酵/スタイル:ピルスナー/アルコール度数:4.0%
アイルランドの黒ビールというと「ギネス」のイメージが強いですが、地元アイルランドでは人気の黒ビールがいくつかあります。そのひとつがアイルランド南部にあるコークで生産されている「ビーミッシュ アイリッシュスタウト」です。
一般的にギネスの方が泡持ちがいいとか泡がクリーミーと言われているようですが、ギネスに負けず劣らず、クリーミーな泡で、味わいはギネスより少しだけ飲みやすい印象でした。でも、しっかりと黒ビールらしい風味豊かな味わいでした。
ダブリン空港に向かう前、最後に訪れたアイリッシュパブでビーミッシュを飲みました。素敵な紳士たちに囲まれながら飲んだ味わいは忘れられません。そのときの記事はコチラ。
・【Mother Kelly’s】ギネスvsビーミッシュ!ゲール魂が込められた一杯の出会い(Dublin/ダブリン)
お酒好きにとって、旅ではお酒との出会いは欠かせません。アイルランドを訪れる楽しみのひとつだったのが、アイリッシュパブでアイリッシュビールを飲むことでした。そんな思いも重なって、やっぱり本場で飲むギネスは格別に美味しかったです。お気に入りのアイリッシュビールを見つけることもアイルランドの旅の楽しみとなりますね。