いつものようにコルカタの街を歩いて、夕食を食べるお店を探索していました。
ブラブラと歩いていると、お店の入口に座っている初老の男性と目が合ったので、思わず立ち止まってしまいました。すると、入口の横に大きなカレーのお鍋を発見。
店内には、また別の年配の男性ともう一人の初老の男性がいました。3人が醸し出すベテランな雰囲気に惹かれて、こちらのお店「MARAKAR Restaurant」に入ってみることにしました。
「ミネラルウォーター?」と聞いてくれたので、お願いすると、お店の中には用意がなかったらしく、外のお店まで買いに行ってくれました。でも、買いに行ってくれたのは、たまたまお店にいた若者で、年配の男性が指示してくれていたようです。
入口にあった大きなカレー鍋は何か聞いてみると、ベジタブルカレーということだったので、ベジタブルカレーをオーダーしました。すると、チキンカレーもどうかとおすすめされたので、せっかくなので「ハーフ&ハーフ」とお願いしました。
ベジタブルカレーは、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、インゲンなど、王道なカレーの具材です。でも、見た目以上に、かなり辛いカレーでした。それを知ってか、もう一人の初老の男性が「大丈夫か?」と聞いてくれたので、辛いものが好きだとお伝えすると(言葉では伝わっていなくて、リアクションで)、満足そうに微笑んで私を見守ってくれました。
チキンカレーはハーフと言いつつ、これはハーフにできなかったんだろうな…と大きな塊がドーンと出てきました。かなり食べ応えありです。でも、チキンとしっかり絡んだカレーのスパイシーさが最高でした。
バスマティライスだけが少々水っぽくて残念でしたが、これだけたくさん食べて、ミネラルウォーター1Lを含めて、合計165ルピー。およそ290円。やはり文句なしです。
最後まで入口に座っていた初老の男性は動くことはありませんでしたが、最後に包み込むような笑顔でお見送りしてくれました。
ベテランな男性陣が作り出すカレーに「カレーは辛い」という基本を学ばせていただきました。やっぱりカレーは辛い方が好きです。ご馳走さまでした!