「シュテーデル美術館」14世紀初期から現代アートまで700年を超える傑出のコレクション

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マイン川沿いのシャウマインカイ通り(Schaumainkai)、通称「ミュージアムの岸(ムーゼウムズウーファー/Museumsufer)」にフランクフルトを代表する美術館「シュテーデル美術館(Staedel Museum)」があります。1815年、銀行家ヨハン・フリードリヒ・シュテーデル (Johann Friedrich Städel)の遺志によって設立された美術館です。

フランクフルト中央駅(Frankfurt Hauptbahnhof)から歩いて、ホルバイシュテーク(Holbeinsteg)という歩行者専用の橋を渡って、およそ徒歩15分でシュテーデル美術館に到着しました。マイン川には対岸からいくつも橋が架かっているので、観光地点から近い橋でミュージアムの岸側へ渡るといいと思います。

シュテーデル美術館のコレクションは、シュテーデルが寄付した蒐集品を基に、ルネサンス、バロック、近代美術にフォーカスしながら、14世紀初期から現代アートまで700年を超える年代範囲の多様な作品が所蔵されています。

オフィシャルサイトによると、3,000の絵画、600の彫刻、4,000を超える写真、100,000を超える図面と印刷物が所蔵されているとのこと。実際に訪れるまではシュテーデル美術館に関する情報に触れていなかったので、正直なところ、そこまで期待していなかったのですが、見ごたえある充実したコレクションに驚きました。

数あるコレクションの中でも、ヨハネス・フェルメールの『地理学者(De geograaf)』は、パリのルーブル美術館に所蔵されている『天文学者(De astronoom)』と並んで、フェルメールの署名と制作年度が記された貴重な絵画として有名で、この作品を目的にファンが訪れています。でも、私は大好きなピエール=オーギュスト・ルノワールの作品にフランクフルトでも出会えたことに胸が高鳴りました!

『昼食後(After the Luncheon)』1879年。ルノワール行きつけのモンマルトルにあるキャバレー「オリヴィエ」の庭で、ルノワールの弟のエドモン、淡い色のドレスを着た女優のエレン・アンドレが昼食後に寛ぐ麗らかな瞬間をとらえた作品。ルノワールが描く女性の柔らかさは、いつも幸せな心地にさせてくれます。

続いて、『Girl Reading(Lesendes Mädchen)』1880年。カーテンと窓を背景として、それとは対照的なツツジのブーケと帽子に飾られているフラワーアレンジメントの鮮やかさ、イラスト入りの本を読む少女の透明感ある肌と活き活きした表情に惹かれました。

パリで訪れたルーブル美術館オルセー美術館のような大規模の美術館とは比較はできませんが、日本人にも馴染み深いボッティチェリ、レンブラント、ルーベンス、モネ、ドゥガ、マネ、ゴッホ、ピカソ…などなど著名な作品が所蔵されていて、700年を超える美術史の流れを追うことができる幅広いコレクションに大満足でした。

フランクフルト中央駅から徒歩15分、観光スポットが集まる旧市街の中心に位置するレーマー広場からも20分ぐらいで歩いて行くことができます。フランクフルトを観光するとき、美術作品が好きな人にはおすすめです。マイン川沿いをお散歩しながら、ぜひ訪れてみてください。

【開館時間】火・水・土・日曜:10:00-18:00/木・金曜:10:00-21:00/月曜休館
※その他特別開館日あり

Städel Museum(オフィシャルサイト)

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