ドイツの伝統料理が味わえるレストランを検索して、辿り着いたのはフランクフルトの旧市街からマイン川を渡った対岸のザクセンハウゼン(Sachsenhausen)にある「Atschel」。1849年創業という、観光客だけはでなく、地元にも愛されている老舗のレストランです。
ザクセンハウゼンはアップルワインが飲めるお店が集まるエリアとしても知られています。シュヴァイツァー通りにある「Adolf Wagner」ではアップルワインをたっぷり堪能したので、今回はドイツビール「Licher Pilsner(リッヒャー・ピルスナー)」をいただくことにしました。苦みは控えめで、ピルスナーらしい飲みやすいビールです。
さて、食事はドイツの伝統料理を食べようと思っていましたが、周りのテーブルを見渡してみると一皿がすごいボリューム…。シュニッツェルやシュバインブラーテンなど美味しそうでしたが、間違いなく残してしまいそうだったので、サラダなら食べられるかなと「Frankfurter Wurstsalat(フランクフルト風ソーセージサラダ)」をオーダーしました。なんとか理解できる易しいドイツ語にひと安心。
ドーンッ!とお皿がサーブされました。ビタミンいっぱいのサラダらしい要素が見当たらず…。でも、細く刻まれたソーセージに玉ねぎとピクルスがビネガーでマリネされていて、それは間違いなく「フランクフルト風ソーセージサラダ」でした。そして、大きなお皿の半分にはポテトがどっさり。結局、全部食べられずに残してしまいました…。ごめんなさい。
相席になったミュンヘンから出張でやってきたという男性はシュニッツェルを召し上がっていましたが、「これは女性は全部食べられないよね」と笑っていました。スポーツ関係の仕事をしていて、近いうちに日本に行く機会がありそうだとか、ミュンヘンに「KOI」という美味しい日本料理のお店があるとか、何気ない会話を楽しませていただきました。一期一会です。
お腹空いた〜!というときは、ぜひAtschelでビールやアップルワインを飲みながら、ボリューム満点のドイツ伝統料理を味わってみてはいかがでしょうか。ご馳走さまでした!
・Atschel(オフィシャルサイト)