オールドジェムソン蒸溜所のガイドツアーでウイスキーづくりの工程見学に続いて、3種のウイスキーをテイスティングして、さらにジェムソンをストレートでいただいたら、ふんわりイイ気分に。そのまま蒸溜所内のレストラン「THE 3RD STILL」でランチすることにしました。ジェムソンアイリッシュウイスキー伝統の”3度の蒸留”を意味する店名が素敵ですね。
※オールドジェムソン蒸溜所は、2016年9月から2017年3月(St Patrick’s Day)までリニューアルのため閉鎖されています。
レストランのメニューには、お肉やお魚などボリューム系のメインから、サラダなど軽い食事までラインナップされています。
ご案内いただいたバルコニー側の席からは、グランドフロアを眺めることができました。次々とたくさんのゲストが訪れます。
ジェムソンロゴ入りのオリジナルナプキンがまた素敵。レストランのクオリティの高さを感じさせてくれます。
ドリンクのリコメンドもなんだかいい感じ!「Jameson Beer Back(ジェムソン・ビアバック)」も気になりましたが、前日にギネスをたくさん飲んでいたこともあって、「Jameson Ginger&Lime(ジェムソン・ライム&ジンジャー)」をオーダーすることにしました。
「Jameson Ginger&Lime」が登場です。しっかりしたカクテルの色は、割り材のジンジャーも本格的なのかな〜と想像させてくれます。
ゴクッと一口。爽やかにジンジャーとライムが香ります。ジェムソンウイスキーの味わいがベースにあって甘すぎないので、食事中のドリンクとしてピッタリだと思いました。
フードは「Caesar Salad(シーザーサラダ)」をオーダーしました。小さいサイズで7.2ユーロです。メニューに”スターターとしてもメインとしても”と書かれていたとおり、グリルチキンやベーコンがたくさん入っていて、パルメザンチーズが効いたドレッシングも濃厚で、ボリュームある一品でした。
ジェムソンのカクテルを片手に、たっぷりシーザーサラダを食べて、ゆっくりランチタイムを過ごすことができました。まずはご馳走さまでした!
せっかくだからもう一杯飲みたい…ということで、レストランからグランドフロアに移動して、再び「JJ’S BAR」へ。飲みすぎ?いいんです。蒸溜所ではちょっと贅沢しても、心残りないように満喫すると決めてきたんです!
魅力的なカクテルがメニューに並びますが、私の好きなリキュール「Amaretto(アマレット)」と「Orange Bitters(オレンジビターズ)」を使った「Jameson Old Fashioned(ジェムソン・オールドファッションド)」をオーダーすることにしました。「オールドファッションド」といえばアロマチックビダーズと角砂糖を使ったバーボンカクテルで、アマレットはスコッチウイスキーとステアすると「ゴッドファーザー」になりますが、その中間?というカクテルでしょうか…。ジェムソンのオリジナルに期待です!
カウンターでオーダーすると、イケメンバーテンダーが手際よくカクテルを作ってくれました。写真を撮っても大丈夫かと聞いてみると、素敵な笑顔で「No problem!!」。その笑顔を撮りたかった〜と心の中で愛を叫ぶ。
ジェムソンにアマレットとオレンジビターズをステアして、さらにオレンジピールを添えて。
「Jameson Old Fashioned」の完成です。イケメンバーテンダーのおかげで気分も2割増しになりました。心からの「Thank you」もお伝えできたので、カウンターからテーブル席に移動して、カクテルをいただきましょう!
ジェムソンのバニラっぽい香りとアマレットの風味が柔らかくて、そこにオレンジのほろ苦さが加わって、甘さと大人っぽさが一緒になったような味わいです。でも、最初から分かっていましたが、ウイスキーとリキュールをステアしたレシピなのでアルコール度数は高まる一方…。さらに気分は5割増しになりました。
ほろ酔い気分のまま、お土産にジェムソンのショットグラスを購入して(ギフトショップの写真を撮り忘れた…)、オールドジェムソン蒸溜所をあとにしました。
1780年の設立以来、ジェムソン蒸溜所では歴史ある伝統を受け継ぎながら、1971年までジェムソンアイリッシュウイスキーが蒸溜されていました。現在、ジェムソンはコーク州にあるミドルトン蒸溜所で製造されていますが、1997年にジェムソンの歴史とこだわりを語り継ぐ蒸溜所跡としてオールドジェムソン蒸溜所は再稼働することとなりました。
私はそのことが、とても素敵な決定だと思いました。それは、オールドジェムソン蒸溜所がアイルランドの首都であり、観光の拠点となるダブリンにあるからです。ダブリンから、現在ジェムソンが蒸溜されているミドルトンまでは、車で片道3時間ぐらいかかります。バスツアーなども出ていますが、それでも一日がかりです。もちろんウイスキーが好きな人は蒸溜所を訪れることを目的にしますが、ダブリンにはオールドジェムソン蒸溜所以外にたくさんの見どころがあるので、そのひとつとして「ちょっと行ってみようかな」と気軽に訪れることができます。実際に平日にもかかわらず、15分おきのガイドツアーが定員いっぱいになることに驚きました。また、日本やスコットランドでもいくつかの蒸溜所を訪れましたが、特にオールドジェムソン蒸溜所を訪れるゲストは年齢層が幅広く、若い人が多い印象を受けました。蒸溜所として稼働してきた長い歴史があるので、感度の高い若者こそ(いや、何歳でも!)、その伝統を肌で感じることができるのではないでしょうか。「ちょっと行ってみようかな」という気軽な接点がきっかけとなって、ウイスキーに興味を持ったり、ジェムソンというブランドのファンになる人が増えたら、とても素敵なことだと思いました。
そんなことを考えながら、「Jameson Old Fashioned」片手に酔い心地となったのでした。
・Jameson Irish Whiskey(オフィシャルサイト)
・JAMESON(ペルノ・リカール・ジャパンのサイト)
・【THE OLD JAMESON DISTILLERY】Vol.1「オールドジェムソン蒸溜所へ行こう!」
・【THE OLD JAMESON DISTILLERY】Vol.2「受け継がれるジェムソンのウイスキーづくり」
・【THE OLD JAMESON DISTILLERY】Vol.3「ウイスキー3種の比較テイスティング」