絵画のように美しい北コッツウォルズの村「ボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton-on-the-Water)」。街の中心に流れるウィンドラッシュ川(River Windrush)と水辺の豊かな緑が印象的です。
アーチを描いた石橋が架かる美しい水辺の街は、”コッツウォルズのベニス”とも呼ばれて、ベストシーズンには村の居住者の数を上回るほど観光客が訪れるのだそうです。
観光客で賑わう水辺から閑静な居住エリアへ歩いていくと、石造りの建物が並ぶ可愛らしい街並みが広がっています。
建物に使用されているのは、”蜂蜜色の石”や”ライムストーン”と称される石灰岩「コッツウォルズストーン」。コッツウォルズ地方の特徴でもある黄色味がかった色合いは、温かくてやわらかな印象を与えてくれますね。
「羊の丘」を意味するコッツウォルズは、特別自然美観地域 (Area of Outstanding Natural Beauty) に指定されている標高300m以上に達する丘陵地帯です。
羊の姿は見当たらず…。
再び居住エリアへ。民家なので恐縮しつつも、たくさん写真を撮影したくなります。
ボートン・オン・ザ・ウォーターを訪れる観光客の多くは、水辺や周辺のお店に集まっているので、居住エリアの方はとても閑静でのんびり散策できました。モデル・ヴィレッジのような観光施設も多くないので、美しい景観を眺めながら、ゆっくり時間を過ごすのがいいですね。