楽しかったポンディシェリでの滞在を終えて、チェンナイに移動です。往路チェンナイからポンディシェリまではタクシーで移動しましたが、今回はバスを利用することにしました。
ホテルからオートリキシャに乗って、大きなバスターミナルに到着。近くにいる人にチェンナイに行きたいと伝えると、乗り場は裏側だと教えてくれました。
裏側に回ってみると、さらに広い敷地にたくさんのバスが停車しています。どのバスに乗ったらいいか分からないので、バスに近づいてみることに。
すると、いくつかのバスの乗務員さんが「Chennai!,Chennai!,Chennai!,Chennai!」と大きな声でチェンナイを連呼していました。
クーラー付きのバスがあるという情報もありましたが、早めに移動したかったこともあり、とりあえず、一番最初に出発するバスに乗ることにしました。声をかけてくれた乗務員さんにホテルの住所を伝えると、「はいはい、乗れ乗れ。」という感じでバスへ促されました。
運賃は、な、なんと85ルピー!!150円?!往路のチェンナイからポンディシェリまでのタクシー運賃5,000円と比較すると、破格です。でも、これが地元価格なのでしょうね。
この価格ですから、当然、空調はありません。荷物も車内に持ち込みますが、バックパックが大きくて、一番前の席で他のお客様にご迷惑をお掛けしてしまう状態に…。
出発すると、窓から風が入るものの、車内はとんでもなく暑くて汗が止まらず…。そして、路上で手を挙げる人がいる度に停車するので、先に進むのにかなり時間がかかりました。ようやく市街を離れると、しばらく田園風景が続きます。
そして、お昼頃には休憩所に停車して、運転手さんの昼食タイムです。他のお客様もお弁当などを取り出して、車内で食べたりしていました。斬新な光景ながら、これが日常なんですね。その頃、もう私は汗をかいてグッタリ。。
なんと1時間も停車して、ようやく出発です。汗をかきつつ、田園風景を眺めつつ、出発からおよそ5時間。そろそろ市街に入るかなという頃、乗務員さんにホテルの住所を伝えると、「そこには行かないから、バスを降りて、オートリキシャに乗りなさい」とのこと。
「えー!!バスターミナルでも住所を伝えたのに!!」と思いつつ、違う乗務員さんに言ってもどうしようもないので、降車のタイミングを教えてもらいました。乗務員さんは荷物を下ろすのを手伝ってくれたり、とても親切だったので、終わり良ければすべて良しです。
バスを降りると、オートリキシャの運転手さんとの交渉です。ホテルの住所を伝えて、価格を聞いてみると、200ルピーとのこと。ポンディシェリから85ルピーで移動してきたことを考えると高額ですが、ホテルまでの距離も分からなかったので、お願いすることにしました。少々不安はありましたが、運転手さんは地図も見ないで、ホテルの目の前まで連れて行ってくれました。プロの仕事に感動です。
なんとか無事に到着することができて、心身ともかなり疲れましたが、到着したホテルがまた大変で…その話はまた別途。
【チェンナイーポンディシェリ間の移動比較】
■往路:タクシー
・合計金額:3,000ルピー(約5,000円)
空港からホテル前までダイレクト
・所要時間:2時間30分
・空調あり
・乗り心地良し。皮製シート。寝られる。
■復路:バス&オートリキシャ
・合計金額:485ルピー(約800円)
ポンディシェリのホテルからバスターミナルまで 200ルピー
バス運賃 85ルピー
チェンナイ市街からホテルまで 200ルピー
・所要時間:6時間(オートリキシャの移動、休憩時間など含める)
・空調なし
・乗り心地悪い。直立シート。窓側は日差しが避けられない。
こうして比較すると、節約か乗り心地か迷うところですが、短期間の旅行であれば、間違いなくタクシーを選ぶと思います。同じバスでも空調付きとか条件の違いで変わってくると思いますが、乗車時間が4時間前後になるのは間違いないので、乗り心地は大事です。
長期間の旅を続けるために、お金を節約することはとても大切ですが、このあとにチェンナイで宿泊した激安ホテルにしても、衛生面や治安面など含めて、精神的にキツイな〜と感じるのは考えもの。こうして振り返るといい思い出ですが、その状況を楽しめなかったり、身の危険に及ぶレベルまで節約するのはやめようと思ったのでした。