「聖バルトロメウス大聖堂」フランクフルト旧市街に聳える大聖堂

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フランクフルトの旧市街レーマー広場の東側に、威風堂々とした赤褐色の「聖バルトロメウス大聖堂(St. Bartholomäus)」の塔が空高く聳えます。歴代の神聖ローマ皇帝の戴冠式が行われていたことから、通称「カイザードーム(Kaiserdom/皇帝の大聖堂)」とも呼ばれて、ドイツの歴史的にも重要な建造物として観光スポットとなっています。

この地に教会が築かれた歴史は、7世紀まで遡ります。当時はフランク王国の小さな礼拝堂でした。その後、13世紀から15世紀にかけて聖バルトロメウス大聖堂が建築されましたが、1867年の火災によって焼失して、再建。さらに第二次世界大戦でも破壊され、1950年代に再建されました。現在の大聖堂は、長い歴史の中で再建を重ねてきた姿となっています。

実際に聖堂内に入ってみると、観光で訪れている人はそこまで多くなく、地元の人が祈りを捧げていて、慎ましやかな空気が流れていました。

厳かな内装。ゴシック建築における空間の特徴「ヴォールト」という天井の建築様式が見られます。柱から高い天井へアーチを描く曲線が美しいです。

今回は聖堂内だけを拝観しましたが、高さ95mという塔には登ることができます。328段の階段を上がっていくと、フランクフルト市街を見渡せるパノラマが広がっているのだそうです。新旧の建物が混在する街並みや、美しいマイン川を一望できると楽しいでしょうね。

聖バルトロメウス大聖堂の姿は、レーマー広場やマイン川など様々な場所から目にすることができましたが、あらためて大聖堂を目の前にすると、その荘厳な存在感に圧倒されました。フランクフルトの旧市街に長く息づいてきた教会の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。

【拝観時間】月-金:9:00-12:00/月-火:16:00-18:00/水-木:16:00-17:00

Dompfarrei St. Bartholomäus(ドイツ語サイト)

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