[my note] ミサンガの思い出

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タ・プロームを訪れたとき、小さな女の子がお土産品のミサンガを売っていて、日本語で「3本1ドル」と話しかけてくれました。ひと目見て、懐かしい記憶を思い出しました。

日本でJリーグが創設された1993年頃、サッカー選手が手首や足首にミサンガを付けていて、自然と切れると願いが叶うという逆ジンクスもあったりして、友だちの間で流行ってました。私自身も、自分のファッションのために、友だちと交換するために、本を見ながらミサンガを編んだりしていました。

出会った女の子は、当時の私よりもっと幼かったですが、ファッションのためでもなく、友だちと交換するためでもなく、生きていくためにミサンガを売っていました。勝手な懐かしい記憶を思い起こした先に、その国に生まれることの運命を考えさせられました。

「2本でいいから、その代わりに色を選ばせて」と言って、女の子にも1本選んでもらいながら、2本のミサンガを1ドルで購入しました。女の子は、また日本語で「ありがとう」と言って可愛らしい笑顔を見せてくれました。「お姉さんどこから来たの?」とか「安いよ」という言葉だけではなくて、ちゃんと「ありがとう」を覚えていてくれることに、とても温かい気持ちになりました。そして、きっと日本語だけでなく、いくつかの国の言葉も覚えているのかなと思いました。

それぞれの国にそれぞれの生き方があって、異なる文化が日常であるにしても、すべてが当たり前ではなく、やっぱり小さな子どもは仕事をするより、学校に行って勉強することが世界的な標準であるべきだと考えさせられました。大人が子どもを働き手だと考えている以上、どこまでも現状は変わらなくて、世界を挙げて新しい価値観を作っていく必要があるのでしょう。現に今、途上国で学校を創設したり、環境を整えるための活動をされているたくさんの方々に、あらためて敬意を払いました。

ただ、今すぐにすべての制度が整うわけではないから、これからもまだ特に途上国の観光地では、お土産を売る小さな子どもたちに出会うのだと思います。勝手気ままに一人旅をしている私に大きなことは何もできないけれど、全員からお土産を買うことはできなくても、自分の範囲で購入できるのであれば、1人でも2人でも多くの子どもたちが笑顔になってくれたら嬉しいなと思いました。

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